千の風になって その2

「千の風になって」は作者不詳ということになっていますが、
ネットで検索してみましたら原作者がいました。

原作者はメアリー・フライ(Mary Frye)というアメリカ人女性です。

『Do not stand at my grave and weep』(千の風になって)の原作には諸説があり、
英米国の双方で作者探しが盛り上がり、ついにメアリーに辿り着いたそうです。

原詩は下記のとおりです。

Do not stand at my greave and weep
Words by Mary Frye

Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am in a thousand winds that blow
I am the softly falling snow
I am the gentle showers of rain
I am the fields of ripening grain
I am in the morning hush
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight
I am the starshine of the night
I am in the flowers that bloom
I am in a quiet room
I am in the birds that sing
I am in the each lovely thing
Do not stand at my grave and cry
I am not there I do not die


作者不詳となった背景には、この詩には著作権が設定されていなかったこと。
この詩が人々の共有財産であるため、彼女は一銭の報酬も受けていないのです。
この件についてメアリーは、次のように話したそうです。
「この詩は私だけのものじゃないの、皆のものよ。今でもそう思うの。これは、愛や安らぎについて書いたのよ、もし私がお金を受け取ったりしたら、意味が無くなるわ・・・。多分、いかれてるんでしょうね。」

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★英国タイムス記事-メアリーの生い立ち
1905年11月13日、メアリー・エリザベス・クラークはオハイオ州デイトンに生まれる。3歳で孤児となり、12歳の時にバルティモアに居を移す。
正式な教育を受けていないにもかかわらず、メアリーは優れた記憶力と熱心な読者であった。1927年に衣料業を営むクラウド・フライと結婚、メアリーは自ら花を育て販売も手がける。

メアリーは折々に動物のチャリティー団体のために詩を書き続けたが、どれも彼女の一作目には遠く及ばなかった。彼女は自作の詩を出版する事も、著作権を取る事もしなかった。このことが長年に渡り、原作から派生作品が生まれる要因にもなった。

一女を儲けるが、1964年に未亡人となる。

メアリー・フライ 主婦、詩人。1905年11月13日生 2004年9月15日没 享年99
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,60-1344731,00.html

オリジナルと著作権のある作品の対比
http://www.cantusquercus.com/9611text.htm

メアリーの原作は、私たちが知っているバージョンとはかなり違っています。

原作者のメアリーは「千の風になって」、このことについてどう思っているのでしょう。
by zederauge | 2007-01-11 20:12