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月刊おたる50周年

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過日、15日に「月刊おたる50周年感謝の集い」が開催され、
私も出席した。
場所は運河プラザ3番庫。

新聞発表によると、この日出席者は120名とのこと。

ものすごく久しぶりに会えた方々、そして、全く知らなかった方々との
新しい出会いがあった。

幾人かの方々との会話で、私自身、過去の人なのだと痛感した。

仕事を退いて8年の歳月が流れ、月刊おたるの関係者は殆ど
知らない顔ばかりだった。

知っていても、電話で声だけ聴いたことがあり、名前だけは知っていた
方々もいた。

同じテーブルにいた俳人の女性と少しだけ話をした。
「あなたに憧れていました」と言われたときは意外でちょっと驚いた。
私の方こそ彼女のことを素敵な女性だと思っていたから。
現在80歳の彼女は、服装も装飾品も洗練されていて素敵だった。

小樽で有名な昆布やさんの社長さんともご挨拶をかねて話した。
「長いことご苦労さんでしたね」と言われた。
こんな風に思っている人は少ない。
わたしの30年を知っている人はもう余りいない。
だから余計に嬉しかった。
「惣吉で法螺話をしましょう」と言ってくださった。
いつか、近いうちに行こうと思っている。

打ち上げの席で、隣り合った女性から思いがけず亡父の話が出た。
「すらっとした素敵な男性でした」と彼女の言葉に、若い頃の父を
思い出した。彼女の実家は、今はもうないけれど、都通りで小鳥屋さんを経営していた。父はよくそのお店を訪ねていた。

私は思わず、「千葉さん!?」と言った。
記憶の底にあった「千葉小鳥店」が突然甦ったことに内心驚いた。

そして、月刊おたるの表紙絵を描いている女性洋画家の方は
私の大学のときの同級生と幼馴染みだと聞いた。

なんだか小樽と言う狭い、小さな町の人と人との見えない繫がりを
感じた。

もっと、もっとたくさん話がしたかった。

この日は出掛けに急に、土砂降りの雨が降り始め、その後小やみになって再び雨が降り始めた。

主催者の挨拶のなかで、この雨は先代創業者の嬉し涙で、2度目の
雨は悔し涙だと言った。

私は違うと思った。
この日の雨は先代の哀しい涙だとずっと思っていた。
その訳は、月刊おたるの変貌を、「これは俺が考えていた方向と違う。
こんな紙面を俺は望んでいなかった」と。

どちらの解釈が正しいのかは判らない。
by zederauge | 2014-06-18 14:01