怠け者


昨日まで仕事、仕事であたふた、いらいら、そわそわしていた。

相手の方7人と会って話を聴いて・・・までは総て終了。

次なる仕事は原稿を書くこと。

まだほんの少ししか手を付けていない状況にも拘らず、明日原稿おろし。

と、気持ちは焦っているのに、現実は実に呑気に構えている自分がいる。





今の仕事に就いて30年。

今となってはある種「職人技」とも感じている。

取材メモを見ながら、ワードで原稿に仕上げる。

30年の積み重ねがこれほどまでになるとは予想もしていなかった。

仕事を始めた当初は、初対面の人に会うことそのものが苦痛だったし

どんなことを質問してよいのかすら分からず、質問事項をメモして

その通りに訊いたり、ものすごく緊張して挑んでいたものが

いつしかたとえはよくないが、機械的にこなせるようになった。

う~ん・・・こんなんでいいのか・・・?

そんなふうに考えることもしばしば。

でも、いくら時間があっても書けないときは書けないもので

つまり、書こうと思っても書けるものではないのだ。

気分が乗らないとき、もっと楽しいことと関わっている時などは書けない。

と、そんな状況が続いて今日になったけれど

実は明日が最終締め切り日。

どうしたものかと思いあぐねていたところ、午後7時半に社長から電話。

『明日原稿おろしだけど、明日はできない。明後日にしよう』

「はい、分かりました」と応えながら、私は内心飛び上がって喜んだ。

一日延びることは私にとって「大変なこと」なのだ。

他の人の何日分にも値するのだから。

こんな私を世間では「怠け者」と称するのです。
by zederauge | 2005-11-06 21:04